2016年12月31日   今 この作家がすごい・・と思う


今年も ネオは大晦日の31日、元旦の1日は休ませていただきます。


今朝 ご先祖の 墓参りに行ってまいりました。

このあと僕には、除夜の鐘の司会が待っています。

それまでの時間 本棚を整理して 今年読んだこれはという本を 見つけました。

3冊ほど 紹介させてくださいね。





まずは 絲山秋子 彼女は、住宅設備の営業ウーマンだった。
それで 女性にしては珍しくクルマにうるさい

日本では マイナーな外車 フィアットに乗ってたりする。

この「薄情」も地上都市に住む主人公の静生が クルマであっちこっち走り回る。
彼は、定職を持たず春夏は嬬恋でキャベツの収穫をしている。

そして秋と冬は 実家の親戚筋の神社で バイトをしている。


この本では、地元に住む土着民とそこに移り住んで自由にいきている

いわば 漂流民とのあつれきが描かれています。

彼女の作品は 本当に思いっきりがいいんです。ぜひ ご一読あれ!



もう一冊は ドイツ在住の作家 多和田葉子です。

暮れにこの「雪の練習生」と「飛魂」の2冊を揃えました。

まだまだ さわりしか読んでません。

彼女は 日本語とドイツ語で作品を発表しています。

村上春樹のように 世界で通用する作家です。これから読むのが 楽しみです。





そして 最後はこの本です。

今年の2月に亡くなった 我らが修ちゃんの 遺作です。




荒井さんとは 約半世紀お付き合いさせていただきました。

半纏の着方、わらじの結び方、着物のたたみ方、お酒の飲み方、花柳界の遊び方
其れこそ仕事以外の あらゆる事を 教わりました。





平成中村座 7ヶ月に渡る公演の楽日 舞台裏から神輿をあげて 出演者と一緒に担ぎました。

木が入って 神輿を 置いたあと 涙をいっぱいためて 勘三郎と握手する修ちゃん!


この本の 荒井さんの後書きです。

「それでもこうして原稿を書き終えるまで、

私は(僕の記憶に間違いはないよね)

と亡き勘三郎に訊きかえし、慎重のうえに慎重をという思いで

書いたつもりであるが

それでも間違いはあるかもしれない。

私があちらに行ったときに謝ることにしようと思っている」

ねえ 修ちゃん 哲明さんは「あれ よかったね〜」って 言ってたでしょう。

おかげさまで 僕は、浅草で行われた平成中村座

すべての公演に 立ち会わせていただきました。

また 落ち込んだり まよったりした時は この本を読み返したいと思います。

長文を最後までお読みいただき ありがとうございます。

良いお年をお迎えください。
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